伊勢神宮の境内に入ると樹齢何百年という木が立ち並び、雨あがりという事もあって空気も澄みきっていました。
歩くと砂利道が音を立て、深閑とした雰囲気で厳粛な気持ちになりました。

まず外宮にお参りして内宮へ。
伊勢神宮は宮社125社から成り、大きな宮社を順にお参りしてお賽銭を入れながら参拝して行きます。

口数も少なく参拝していたのですが、突然、「10月は神無月で神様は出雲大社に集まっていて、今、ここに神様はいないのでは・・・」と言う話になり、ハッとしました。

ええっ??神様が不在??そんなバカな。。。誰か当番でお留守番していてくれるよね。。。と希望的観測で考えていたら、夫が「神様なんて信じていない」と言い出すので悲しくなってきたのです。

伊勢神宮まで来て、こんなこと言うか???

でもこんな所で喧嘩も何だし黙って参拝していたら、おかしな事にこの発言以降、彼のお賽銭はお賽銭箱に入らないのです!
しかも3回も続けて!

弾き飛ばされたり、手前に落ちてしまったりで、お賽銭を受け付けてもらえなくなりました。
さすがにこれには彼も閉口。

「良かったぁ♪ お留守番の神様がいるいる♪」

夫のお陰で神様がいると証明されて良かった~☆

そんな彼も御正宮では、何やら熱心に手を合わせてお参りしていました。
めでたし。めでたし。