昨日は娘の誕生日でした。
24年前に私が母親になった日です。

出産後、授乳室に新入りで行くと、ママ達が授乳の準備をして待っていました。
看護師さんが最初に両手にそれぞれ赤ちゃんを抱え、片方の腕を上げて
「この子のお母さんは?」とみんなに尋ねたのです。

すると、どうだろ!!

私は考える間もなく「私です」と声が出たのです。

子供を産むまでは、授乳室の前に行っても「みんな同じ顔してる」と思っていたのに・・不思議ですよね。
自分自身でも驚きでした。
でも、自然と芽生えていた母性に、動物ってすごいなぁと感激しました。

最近、若い女性と「子供は欲しいのだけど悩むよね」と言う会話をして思いだした事があります。

2年ほど前に、娘が大学のレポートに必要だからといって、私に色々と質問してきた事がありました。

「今までで一番悩んだ事って何?」 一瞬、へ~ぇ??と思ったのですが、
「子供を作るかどうしようか思った時」と答えました。

人はたいがいの事はやり直しが出来る。
生きてさえいたら幾つになっても人生の軌道修正が出来る。

でも、一度親になれば、それを放棄することは不可能。
どんな時も子供を守ってやらねばならない。

生あるものへの愛と、誠実な姿勢を未熟な自分が持ち続ける事ができるのかどうか悩んだのです。

今も思う。。離れて暮らそうが、姓が変わろうが、親と子の事実は消えないのだからと。

☆昨日、娘が携帯から送ってきてくれた写真です。
「お父さんが買ってきてくれました」と言うメッセージが。。
父親に感謝。