節目という事もあり、思い切って手紙の整理をしました。
若い頃の思い出の手紙も整理しました。

驚く事に、15年位前までは手紙のやり取りが普通であったという事です。
同期の人や仕事先で出会った仲間や、親戚、親兄弟。

私の誕生日に、後輩や先輩から自宅にカードが届いていたり、悩みや近況報告が個性溢れる字で書かれていました。

宛名の字体で、○○さんからだ。○○ちゃんだ。と分かるのがすごいですよね。

字体や文面から、相手の方の思いが伝わるのが不思議です。


読んでいくと、当時の思いや、その時の人間関係などが思い出されました。

後輩がお礼の手紙を送ってくれたり、仕事の悩みを書いたりと、20歳代の人達が当然のように便箋に筆を走らせていたのです。

娘が生まれた時に医学生だった弟からのお手紙も残っていました。

体温計を送ってくれたようで、その説明や医学生らしい立場から問題形式にして子育てのアドバイスなどを書いてくれています。
最後には娘の星座(さそり座)まで、自筆で描いてくれていました。

来年から、ある大学の医学部の教授になりますが、医学への夢を追う頃の懐かしい手紙です。

秘書をしていた時代の仲間からの手紙もありました。
上司が会議中時に、こっそり書いて、送ってくれていました。

そうだよな、秘書は上司が会議中の時が一番の息抜きだったよなぁ。
本当に懐かしい!

手紙に付着した年代を感じさせる染みも懐かしさをかき立ててくれます。
メールでは味わえないノスタルジックなひとときでした。

これからはもっと手紙を書こうと決めました。

◇左上に写っているのが星座を描いてくれた弟の手紙。
教授就任の連絡が週末に入りました。
おめでとうの気持ちを込めて・・・