NHKの「ちりとてちん」の収録セットの一般公開に行ってきました。
先日のセミナー終了後に行こうと決めて、打ち合わせを2つ終了させて、6時までの公開なのに、NHKに入ったのはなんと5時55分!
ギリギリセーフ!

ドラマが身近に感じられました。

このドラマを観て得た事は幾つかありますが、そのうちの一つで、色んな価値観の人を受け入れられるキーワードを頂いた事です。

私は生来、人の長所を見る方なので、苦手な人は居ても、嫌いな人は居ません。
でも、どんな価値観でも受容する心は未熟でした。

このドラマの中では亡くなってしまいましたが、徒然亭一門の師匠である徒然亭草若の「おもろいやっちゃな」という言葉がそのキーワードです。

人が「ヘン」だと思う所に魅力を感じる、その師匠の眼差しにあったかさを感じます。

生きていくための色んな考え、価値観があるけれど、どれが正しいと計る「物差し」はないのですから。
誰もが一生懸命であれば、全てその場においては正解なのですものね。

私達が日頃の人との関わりの中で感じる「腹立たしさ」、「苛立ち」とは自分と他人との物差しの違いから起こることではないでしょうか。

それを「おもろいやっちゃなぁ」と受け入れてみる、この言葉に私の足りない部分を補えるエキスを感じています。


今までの私の、沢山な頑張りの中で「だから言ったでしょ」、「そんな事になると思ってた」と人から言われる事もあります。

でも、自分の選んだ選択に誇りを持ちたい、自分が選んだ全ての人・物に誇りを持ちたい、と思わせてくれる言葉です。

今まで多くの若い人達のトラブルを見てきて、相談にも乗り、私も振り回される事もありましたが、今から振り返ってみると、私も彼らも、みんな「おもろいやっちゃ」でした。

ドラマの中で「おかしな人間が一生懸命生きてる姿はおもろい」とのセリフも味わい深い。
ドラマの終盤に来てやっと、私の心に染みてきたのです。

みんな一生懸命に生きている。
人も自分も認めたい。。。私を成長させてくれた「ちりとてちん」。今月いっぱいで終了してしまうのが残念です。

◇いつも楽しみにしていたのにな・・・ショボン。。。