今月の仕事の中心となる研修テーマは「先輩になる為のブラッシュアップ」です。
今週末からスタートです。

新入社員が一年を振り返り、仕事の基本行動の確認をしながら「埃払い」をしていくのです。
4月からは、後輩の指導(お世話)が彼らの新しい仕事として仲間入りです。

後輩や部下を叱るときの注意点は、「行為そのものを叱り、人を否定しない」ことです。
叱られるほうも、「誰に叱られたかより、自分の行動の何を叱られたのか」を考えなければなりません。

「誰が叱った」、「誰に叱られた」とか、人を中心に考えると人間関係に支障がでますよね。

叱るほうも叱られるほうも、ほんの少し視点を変えてることによって、本来の目的がブレることなく仕事がスムーズに流れます。

仕事以外の人間関係もこうあるべきですが、中々私情が入り難しいですね。


これを書こうと思ったのは、今朝、ある企業の社長とお話をしていて、お互いが共通の意識で話すと、苦言も提言もスムーズに行くと実感したからです。

私とは比べ物にならないご経験をお持ちですが、人材育成についての生意気な私の提言に話に耳を傾けてくださり、また、私への苦言も、私は有り難く素直に聞き入れる事ができたからです。

別れ際に「ご提案頂いた事を実践してみます。」と言って笑顔で歩いて行かれました。

「誰に」ではなく「何を」はこれからも実践していきたい心がけです。
叱ったり、叱られたり、考え方次第では、これこそが温かい交流ではないかと思うのです。


◇1回目のセミナー終了後に頂いたマーガレットが綺麗に咲いてます。
お花は心に潤いを与えてくれますね。