明日は父の日。
私の父親は数年前に他界しています。
亡くなってからの方が、父を身近に感じるようになりました。
父は長い間、闘病生活をしていたので、「父が可哀想」だとか、「どうしてあげたらいいのだろうか」などと思っていました。
ですから、父の存在は、どうしたら父が喜ぶのか・・・という私の悩みでもあったのです。
でも、心の中に居てくれるようになってからは、いつでもどこでも父に会えることを実感しています。
父はいつも私を応援してくれて、励ましてくれて、傍にいてくれます。
若い頃、父に不満もありました。
古い人間でしたし、とても体裁を気にする人でした。
でも考えたら、私にもそんなところがあるのです。
一度だけ、父の涙を見たことがあります。
中学生の時、母が入院して、私が家の事をしていた時期があります。
慣れない事の連続で、お料理を作るときにお鍋をひっくり返して、太ももに火傷をしてしまったのです。
病院に行って、手当てを受けて、その夜は、父が自分の隣に床を敷いてくれました。
並んで寝たのですが、痛くて眠れなくて、ふと横の父を見ると・・・
天井を見つめている父の目に涙が・・・。
何か、いけないものを見たように思って、声もかけずに寝ました。
でも、40年近く経った今でも鮮明に、私の記憶に残っているのです。
あの時、父は何を思っていたのでしょう。
今の私の心残りは一つ。
「生んでくれて、ありがとう」と父が元気な時に言っておかなかったこと。
今は毎日、父に「ありがとう」って言えるのに、どうしてなのか、なぜなのか。。悔やんでしまいます。
6月21日は私の誕生日です。
母には「生んでくれてありがとう」って、言おうと思っています。
※「生んでくれてありがとう」はブログの仲間が教えてくださいました。
その数日後、「自分の誕生日に両親に『生んでくれてありがとう』と言えば良い」
と書かれた本に出会いました。偶然続きですが、今月は私の誕生日があり、
今がその時なんだと思っています。
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