ふ~っ、、、タイマーを横に置き赤ペン片手にエントリートシートの添削をこなしています。

まるでロボットのように、時間通りに決めた動きをして、目の前にあるエントリーシートを一枚一枚片づけていってます。

それで分かったのが、この仕事にかかる私の集中力が90分であるということ。
その間に調子が良いと、7~8名分の添削が出来る事。

15分の休憩時間は机を離れて、運動5分、目を閉じる事5分、残り5分でお手洗いとお茶を入れる。

休日はもちろん、平日も仕事が終わってから、このサイクルをひたすら繰り返します。

そんな事をしてたら、金曜日の夜に足が引きつって七転八倒。
土曜日は首が回らず、肩と背中が痛くて、、

それで大急ぎで、お世話になっているマッサージと鍼をしてくださる先生のところへ!

院長先生は全盲なのですが、体に触れて、一言。

「えらいこちゃやな」
「はい…グッスン、、」

知識満載の先生はいつものように哲学の話やら、医学のお話をしてくださり、、突然、、観音様の話しになって、、

帰り際に、

「観音様があなたからお金をもらってはいけない、と言ってきてるわぁ」
「??」
「大切なお役目のある人だから、ちゃんと見てあげなさいと言ってますよ」
「・・・」
「観音様が応援してはるんやなぁ」

この言葉を聞いて、嬉しくて泣いてしまいました。

今まで張りつめていた気持ちが一度に溢れてしまいました。

この先生は全盲なのですが、まるで見えているような笑顔と優しい目でお話しくださいます。

疲れていても学生さんにすれば渾身の一枚なのです。
そう思えば、精一杯に心を入れて添削することが私の役目。

ということは、観音様が応援してくれているのは、私と、学生達!

さて、もう少し頑張らなくては…!


◇私の帰りを待っている仕事、じゃなくてスリッパ♪
おねだりしたら、母が送ってくれました。