こんにちは! はしもとのり子です

大寒を明日に控え、今が一番の冷え込む季節ですね。


母の住む滋賀県大津市でも、庭や山が雪化粧で綺麗だと

手紙に書いてありました。


私は、前回のブログに書きましたが、

「食」や「時間」に対する、私に潜在していた罪悪感を手放す事が出来て、

すっきり爽やかな気持ちで過ごしています。


時の経過に対しても

一瞬を大切にする気持ちで、働いたり

罪悪感を持たずにくつろぐことが出来ています。


体が欲しているものを味わい美味しく頂くことで

食物への感謝も、今まで以上に高まりました。


さて、先日、ゴールデングローブ賞の授賞式を観ていて

素敵な言葉に出会いました。


昨年末に亡くなった ネルソン・マンデラ氏の

自伝映画の主題歌が受賞し、

作詞作曲したミュージシャンであるU2のメンバー、ボノ氏の言葉です。


   『 彼(マンデラ氏)は、恨む事を拒んだ。

   怒りや憎しみを感じなかった訳ではない

   愛のほうが役立つと思ったからだ 』


ネルソン・マンデラ氏をご存じだと思います。

アパルトヘイト撤廃に尽力し、

南アフリカの大統領も務めノーベル平和賞も受賞しています。


驚くべき、称賛される彼の功績は、

27年間もの期間を収監されたのにも関わらず、

釈放後も白人を恨む行為に出ず、


それどころか、白人を理解し歩み寄れるように愛を持って働きかけ、

黒人の社会的権利を勝ち取ったことです。


生きているということは、常に感情とセットです。

怒りも感じるでしょうし、

恨みたい程、心を踏みにじられ傷つけられることもあるかも知れません。


でも、怒りを感じたその後に、

愛を選択することが出来るのか…


どんな不条理なことに出会っても、

その後に、愛を選択できるのか…


彼は、27年間もの間を牢獄で過ごし、

人生を台無しにされた仕返しの運動も出来たかも知れません。


仕返しをしながら、相手を屈して

黒人の権利を奪い取る方法も選択できたはずです。


でも彼は、愛を選択したのです。

あらゆる人種が平等で共存できる社会を目指し、

刑務所に苦々しさや憎しみを置いてきたと語り


怒りに捉われることは無意味だという信念で

愛を持って行動し

黒人の権利を勝ち取った、「不屈の闘士」です。



もしかして、私たちの周りにいるかも知れない人々・・・

 職場の上司に対して許せない感情を持ちながら仕事をする人

 家族間での確執で毎日が面白くない人

 離婚した相手をいつまでも許せない人

 何かによって自分の人生を潰されたと人生の責任転嫁をする人


怒り、憎しみを持つ人の表情は硬く

怒りや憎しみからの未来は

同じようなエネルギーで引き寄せられたものが繰り広げられるでしょう。


思考も行動も選択できるのが

人間の素晴らしさ、叡智です。


ボノさんの挨拶は、

愛のあるほうを選択していくことの意義を

改めて教えてくれる言葉でした。


そして、世界中の人々が、

マンデラ氏の死を悼み、

そして、功績を称えているということは、


世界中の人が「愛の力」を信じ、共感している証なのでしょう。


この言葉に出会って、

また、生きる喜びを感じるひと時でした。


私たちが、恐れ不安を手放し

愛の選択をしていけることが出来ますように!


何があっても起こっても、

自分に内在する愛を信じていけますように!



☆☆ネルソン・マンデラ氏 & U2のボノ☆☆

マンデラ氏は、積極的に慈善事業をするアーティスト達との交流は有名です。

ボノ氏もその一人。

マイケル・ジャクソンとも親交を深めていました。


  映画  「 Mandela: Long Walk to Freedom (自由への長い道のり) 」は、

  日本で公開されるかどうかは決まっていませんが、

  ぜひ、観たい映画です。


  主題歌 「Ordinary Love」 by. U2


  マンデラ氏の自伝映画

  『 インビクタス/負けざる者たち 』 もお勧めですよ。